金沢競馬場 対策とった上でレース再開へ

19日に金沢市の金沢競馬場でレース中にコース内の照明が消え、出走中の騎手3人が落馬してこのうち2人がけがをして病院に搬送されました。
消灯タイマーの設定時間に誤りがあったことが原因で、競馬場を運営する石川県は今後は手動で消灯するなどの対策をとった上で20日からレースを開催することを決めました。

19日午後5時すぎ、金沢市の金沢競馬場でレース中にコース内の照明が消え、出走中の騎手3人が落馬しました。
競馬場を運営する石川県競馬事業局によりますと、このうち2人がけがをして病院に搬送され、いずれも意識はあり、命に別状はないということです。
また、観客などにけがはありませんでした。
照明はその後復旧しましたが、競馬事業局は、このレースを不成立として、全額払い戻す対応を取り、その後のレースの開催も取りやめたということです。
県によりますと、全てのレースが終了したあとの午後7時10分に消灯時間を設定すべきところ、午後5時10分に誤って設定していたのが原因だということです。
県は20日朝、きゅう務員や騎手、馬主など関係者に経緯を説明して謝罪した上で、理解が得られたとして、20日から通常どおりレースを開催することを決めました。
今後はタイマーで消灯せず、必ず担当者が2人で確認した上で手動で消灯するということです。
県は「ファンや関係者の皆さまにご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます」としています。