金沢で保育現場に「芸術士」 子どもたちが芸術作品づくり
金沢市で13日、「芸術士」と呼ばれるアーティストを招き、保育現場に作品づくりを取り入れるワークショップが開かれました。
金沢市などが企画したワークショップは、ことし7月に市内で休園中の保育所を利用して開設した「子どもアート工房」で開かれ、保育士や保育園児たちおよそ20人が参加しました。
ワークショップでは、造形活動を通じて子どもたちの成長をサポートする「芸術士」と呼ばれる香川県のアーティスト2人が講師を務め、枝や布の切れ端などを材料に「鳥の巣」をイメージした作品作りに取り組みました。
子どもたちは、「鳥の巣」の材料となる枝に思い思いに綿や色紙などを飾りつけていきました。
そして、完成した色とりどりの枝を保育士たちが天井に取り付けると「鳥の巣」が完成しました。
参加した6歳の男の子は「いろんな枝を取り付けると、キラキラした鷲の巣ができて楽しかったです」と話していました。
ワークショップで講師を務めた芸術士の小馬絵美子さんは「アートには正解がないので、子どもたちの自由な発想で作品づくりに取り組むことで、いろんな感性を身につけてほしいです」と話していました。