加賀温泉駅の再開発 アウトレット施設など構想案提出

来年3月開業の北陸新幹線・加賀温泉駅周辺で進められている再開発計画について、三重県の企業が9日アウトレットが入った複合型施設の構想案を加賀市に提出しました。

来年3月に開業する北陸新幹線・加賀温泉駅周辺では商業施設の建設など、再開発計画が進められています。
9日は計画を進める三重県の企業が加賀市役所を訪れ、市民への調査に基づいた再開発の構想案を提出しました。
それによりますと、加賀温泉駅の南側にある約20ヘクタールの土地の用地取得などを進め、2026年度をめどに施設に誘致する県内外の企業を決定し、2028年度を目標にアウトレットが入った複合型施設をオープンする計画となっています。
この施設には、外国人観光客をターゲットにホテルなども整備するほか、地域の防災拠点としての機能も備える計画となっていて事業規模は300億円程度が見込まれているということです。
また、今回再開発を計画しているエリアのさらに南側でも、大規模な整備を進める構想があるとしています。
計画を提案した企業の田中康雄会長は「新幹線の乗客や海外の人から加賀市にこれほどすばらしい施設があると感じてもらえるよう計画を進めたい」と話していました。
加賀市の宮元市長は「来年の新幹線開業と軌を一にして開発されていくことは大きなインパクトがある。事業者含め加賀市も積極的に提案をして進めていきたい」と話していました。