志賀町 小泉町長が辞職願を提出 年内に町長選挙実施へ

石川県志賀町が発注した公共工事の入札をめぐる贈収賄事件で、逮捕された小泉町長の辞職願が6日に町議会の議長に提出されました。
これを受け志賀町では、年内に新たな町長を選ぶ選挙が行われることになりました。

志賀町の町長、小泉勝容疑者(57)は町発注の配水管工事の入札で最低制限価格を教えた見返りに、業者側から現金50万円を受け取ったとして受託収賄などの疑いで10月30日、逮捕されました。
こうしたなか、小泉町長は6日午後3時ごろ、代理人を通じて、町議会の議長あてに「退職申出書」として辞職願を提出しました。
辞職願には6日付けで「一身上の都合により退職する」と記されていましたが、退職する日については記載がなかったため、6日から20日後の11月26日の午前0時に失職することになります。
志賀町議会の福田晃悦議長は「今回の事件についてただただ驚いています。早急に全員協議会を開いて今後の対応を決めたい」と話していました。
また、町長の職務代理を務める庄田義則副町長は「辞意を固められた理由はわからないが、町民には改めておわび申し上げます。粛々と事務を進め、町民の信頼回復に努めたい」と話していました。
小泉町長の退職の申し出は町議会議長を通じて町の選挙管理委員会に6日に通知されたため、志賀町では7日から50日以内となる年内の日程で、新たな町長を選ぶ選挙が行われることになりました。