ロシアからの旅客船が七尾港に入港

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後、日本とロシアの間で定期便などが運航されない状況が続く中、七尾港にロシアからの観光客などを乗せた旅客船が入港しました。

旅客船は、ロシア人の観光客など9人を乗せてウラジオストクの港を出て、30日午前10時半ごろ、七尾港に入港しました。
船では、税関の職員らによる不審物の点検などが行われ、午後2時ごろに観光客などを下ろした後、30日夕方、再びウラジオストクに向けて出港しました。
船から下りた男性は、日本にいる両親に会いに行くと話していました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後、日本とロシアの間で、定期便などが運航されない状況が続いていますが、外務省によりますとロシア人の入国の停止措置は政府関係者など一部に限られていて、観光客の入国に差し支えはないということです。
七尾港では、軍事侵攻後もロシアからの貨物船が入港していますが、最近では旅客船は運航されていませんでした。
今回の旅客船を運航したのはロシアの旅行会社で、七尾港に入港するのは先週に続いて2度目です。
会社によりますと、今後も旅客船を運航する予定だということです。