東京の高校生たちが「能登かき」の業界を取り巻く現状学ぶ

東京の高校生たちが、石川県特産の「能登かき」を養殖している七尾湾を訪れ、生産者から業界を取り巻く現状について話を聞きました。

七尾湾を訪れたのは、東京都内の高校に通う2年生の生徒たちです。
特産の「能登かき」の養殖に取り組む生産者から話を聞き、七尾湾は穏やかで養殖に適している一方、最近は、温暖化による水温の上昇やかきを餌とするクロダイの増加で、生産量が減少していることを教わりました。
また、出荷のための作業場では、工程について説明を聞きながら殻をむく様子を見学しました。
高校生たちも作業に挑戦し、特殊な形のナイフに手間取りながらも、一生懸命に殻をむいていました。
このあと高校生たちは、昼食で「能登かき」を味わい、焼いたりフライにしたりした料理をおいしそうに口に運んでいました。
参加した女子生徒は「後継者問題や水温の上昇のことなどを知り、この業界が深刻な状況にあることがわかりました」と話していました。
また男子生徒は「殻をむく作業は難しかったです。かき料理はどれもおいしかったです」と話していました。