北陸新幹線の小松駅と小松空港結ぶ自動運転バスの試乗会

来年3月に開業する北陸新幹線の小松駅と小松空港とを結ぶ、自動運転バスの試験走行が来週から始まるのを前に、関係者による試乗会が、20日開かれました。

小松市は、来年3月に開業する北陸新幹線の小松駅から小松空港までの4.4キロを、自動運転バスで結ぶ予定で、実際に運行するバスと同じタイプの車両で、23日の月曜日から試験走行を行います。
20日は、市役所の駐車場で試乗会が行われ、参加した宮橋勝栄市長は、バスに取り付けた自動運転用のセンサーが、周りの人や車に反応しているか確認したあと席に座り、乗り心地を体験していました。
試験走行は、最初のうちは平日、毎日行われ、来年3月から営業を開始し、当面は安全確認などのため運転手が乗車する予定ですが、2025年度以降は、ドライバーが不要となる「レベル4」の自動運転を目指すとしています。
宮橋市長は「音もとても静かで未来の乗り物と感じた。いわゆる『2024年問題』で、バスの運転手は今後さらに確保が難しくなるので、ドライバーが不要な自動運転を実現したい」と話していました。
自動運転バスを開発しているティアフォーの齋藤慶寛ビジネスマネージャーは「駅から空港までほぼ直線で、自動運転に適しています。最新技術で運転手不足などの地域課題を解決したい」と話していました。