地震被害の珠洲市 ふるさと納税の寄付額半年で1億円超える

ことし5月の地震で震度6強の揺れを観測した珠洲市では、その直後にふるさと納税の寄付額が増え、年度の上半期で初めて1億円を超えました。
珠洲市は「よりいっそう復興に力を入れて取り組みたい」と話しています。

珠洲市によりますと、ことし4月から9月までの今年度の上半期に受け付けたふるさと納税の寄付額は、1億900万円あまりと、去年の同じ時期より7000万円あまり多くなりました。
寄付額が年度の上半期で1億円を超えたのは初めてだということです。
寄付額を月別に見ると、能登地方を震源とする地震で震度6強の揺れを観測した5月が最も多く、3620万円でした。
寄付の申し込みとともに、「1日も早い復旧を願っています」とか「震災からの復興、頑張ってください」といったメッセージが寄せられ、中には返礼品を望まない人もいたということです。
珠洲市は、ふるさと納税による寄付を地震からの復興に向けた取り組みなどに活用していく方針です。
珠洲市産業振興課は「多くの方にご支援いただき感謝しています。よりいっそう復興に力を入れて取り組みたい」と話しています。