輪島市で大規模地震を想定した防災訓練

輪島市で、大規模な地震を想定した防災訓練が行われ、住民らおよそ300人が参加しました。

訓練は、輪島市で震度7の地震が発生したという想定で行われました。
参加した門前町の住民たちは、地震の発生を知らせる放送が流れると、すぐに近くの小学校などに避難しました。
このあと、避難所での生活にも備えた訓練を行い、住民たちは、周囲との間を区切ってプライバシーを守ることができる「段ボールハウス」を組み立てたほか、救急隊員の指導を受けながら人形を使って心臓マッサージの方法を学んでいました。
住民たちの中には、16年前の2007年に発生した能登半島地震で被災した人も多くいて、隣接する珠洲市で地震活動が活発になっていることもあって真剣に訓練に臨んでいました。
参加した住民の1人は「16年前の被災経験から防災への意識は高いと思います。きょうは悪天候だったため、住民が指定の避難場所に来ないなどトラブルもありましたが、これもよい教訓になりました」と話していました。