特殊詐欺撲滅へ 注意を呼びかけ

特殊詐欺の被害防止に向けて石川県警察本部が委嘱する特殊詐欺撲滅指導官が、高齢者の自宅を訪問して注意を呼びかけました。

特殊詐欺撲滅指導官は、石川県警察本部と協力して被害防止に取り組む地域の住民たちで、ことし8月以降、23人に委嘱されています。
13日は、委嘱を受けた金沢市の横山欽一さんが警察官とともに市内の高齢者を訪ねて講習を行いました。
このなかで横山さんや警察官は、自宅の固定電話は留守番電話の設定にするほか、詐欺に使われることが多い「050」から始まる番号や海外からの番号の電話には出ないようにするなど、被害に遭わないためのポイントを説明しました。
そしてパッケージに「おかしな電話・うまい話に注意!」と書かれたお菓子を手渡して、日頃から詐欺に気をつけるよう注意を呼びかけました。
講習を受けた70代の男性は「具体的な対策も聞けて参考になりました。自分は大丈夫と過信せず、家族とも協力して気をつけたいです」と話していました。
特殊詐欺撲滅指導官の横山さんは「詐欺被害が出ないよう老人会や子ども会でも注意を呼びかけていきたい」と話していました。