あんどんを掲げて商売繁盛願う大行燈まつり始まる 近江町市場

金沢市の近江町市場で、大小さまざまなあんどんを掲げて商売繁盛を願う「大行燈まつり」が始まり、初日の12日は、クロマグロを解体して格安で販売する特別セールも行われました。

「大行燈まつり」は、近江町市場にある商店の商売繁盛を願って毎年この時期に行われていて、市場の入り口や店の軒先に、大小さまざまなあんどんが飾られ、日替わりで魚や果物などが安く販売されます。
初日の12日、体長1メートルあまり、重さ70キロを超すクロマグロ2本が用意され、その場で解体して販売する特別セールが行われました。
特設コーナーには、大勢の買い物客や外国人観光客が集まり、従業員が2人がかりで手際よく切り分けていく様子を記念撮影をしながら楽しんでいました。
このマグロはふだんより3割ほど安く販売されるとあって、買い物客は赤身や中トロなどお目当ての品を次々と袋いっぱいに買い求めていました。
神奈川県から旅行で訪れている家族連れは「初めて金沢に来ました。マグロの解体はとても迫力があって、子どもも喜んでくれました。これから刺身で食べたいと思います」と話していました。
近江町市場の「大行燈まつり」は10月17日まで行われます。