金沢大の食堂 障害者が働く場としてリニューアルオープン

コロナ禍で休止していた金沢大学の食堂が、障害のある人たちがスタッフとともに働く場としてリニューアルオープンしました。

金沢大学は、角間キャンパスの食堂を再開させるのにあわせて、障害のある人たちの就労支援のために県内の社会福祉法人に運営を委託しました。
2日午前11時に食堂がオープンすると、多くの学生や教職員などがさっそく訪れ、台湾料理の魯肉飯や野菜スープなどを注文していました。
障害のある人たちは食器の片づけや皿洗いなどを行うほか、社会福祉法人のスタッフとともに調理や接客にもあたるということです。
食堂は祝日を除いて月曜日から金曜日まで営業していて、金沢大学の学生や教職員のほか一般の人も利用できます。
食堂を利用した学生は「ふだんは障害のある人と話す機会がなかなかないので、食堂で話せたらいいなと思います」と話していました。
金沢大学融合系事務部の守田富美江部長は「食堂をきっかけに障害のある人や留学生、教職員などさまざまな人の交流の輪が広がってほしいです」と話していました。