和倉温泉 特急廃止に備え会合「癒やし」テーマにPR 七尾市

七尾市の和倉温泉への誘客について議論する観光協会の会合が開かれ、今後は、海や夕日などを生かした「癒やし」をテーマに、魅力を打ち出していく方向で検討していくことになりました。

和倉温泉観光協会は、22日、会合を開き、北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業した後の誘客のあり方について議論しました。
このなかでメンバーからは、新幹線の延伸に伴って、「サンダーバード」や「しらさぎ」の直通運転がなくなる影響への懸念から、観光客に対するPRの切り口を変えていく必要があるという意見が出されました。
そして、温泉に加えて、豊かな自然があり、海や夕日が見られるという強みを生かして、「癒やし」をテーマに魅力を打ち出していく方向で検討していくことになりました。
また22日の会合では、和倉温泉駅行きの特急列車に、「観光」の名称がつくよう働きかけてはどうかといったアイデアなども出されていました。
和倉温泉観光協会の多田邦彦会長は「直通列車がなくなることは切実な問題だ。和倉温泉には『癒やし』があると訴えながらPRしていけるよう、能登が一丸となって考えていきたい」と話していました。