能越自動車道 輪島市内の山あいを通る一部区間が開通

能登地方と富山県を結ぶ能越自動車道のうち、輪島市内の山あいを通る一部の区間が、16日、開通しました。

能越自動車道は、輪島市と富山県西部を結ぶ、総延長約120キロの自動車専用道路で、このうち16日は、輪島市の山あいを通る「のと里山空港インターチェンジ」から北に4.7キロの区間が、開通しました。
インターチェンジでは、記念の式典が開かれ、県や地元の自治体の関係者のほか、住民の代表など、150人あまりが出席しました。
そして石川県の馳浩知事が、「この道路の開通で、輪島市をはじめとする能登地方に、より多くの観光客が訪れてくれることを期待しています」とあいさつしました。
能越自動車道は、富山県内で高速道路と直結することで観光の活性化が見込めるほか、災害に強い新しい道路の建設などを目的に、整備が進められています。
今回開通した区間は、想定より巨大な岩が見つかり、撤去が必要になるなど、当初の予定より工事が1年間延びて完成し、残る区間は、輪島市内と七尾市内のあわせて10キロあまりになります。
輪島市の坂口茂市長は「市民が願ってきた大都市とを結ぶ道路の一部が開通してうれしい。1日も早い全線開通を国に訴えていく」と話していました。