モロッコの地震 白山市の田村市長など石川県関係者7人は無事

北アフリカのモロッコで起きた地震では、これまでに2000人以上が死亡したと伝えられていますが、国際会議に出席するため現地を訪れていた白山市の田村敏和市長など石川県の関係者7人はいずれも無事で、けがなどはありませんでした。

8日深夜、日本時間の9日午前7時すぎにモロッコで起きた地震では、現地の国営メディアが、内務省の話としてこれまでに2012人が死亡し、2059人がけがをしたと伝えています。
モロッコには、ユネスコの国際会議に出席するため、白山市の田村敏和市長や市議会議員など合わせて7人が滞在していました。
田村市長は、NHKの電話取材に対し、「これまで経験したことのない激しい揺れを感じた」と話しています。
田村市長によりますと、揺れは30秒ほど続き、起き上がることができないほどだったということです。
また、部屋の壁の一部が剥がれるなど建物にも被害が出ていて、揺れが収まったあと服を着替えずにホテルの外に避難したということです。

田村市長や同行していた市議会議員などはいずれも無事で、けがなどはありませんでした。
田村市長などは「白山手取川ジオパーク」がユネスコの世界ジオパークに認定されたことを受けて、認定証を受け取るためにモロッコのマラケシュに滞在していたということですが、予定どおり11日、日本に到着できる見通しだということです。