底引き網漁が解禁で水揚げ

日本海側の底引き網漁が解禁となり、金沢港では3日、漁から戻った船からとれたての海の幸が次々と水揚げされました。

石川県沖など日本海側の底引き網漁は、資源保護のため7月と8月は禁止されていて、9月に入った1日に一斉に解禁となりました。
県漁協によりますと、ことしは、シケの影響が続いたため、2日夜から3日にかけてが初めての漁になったということです。
このうち金沢港には、漁に出ていたおよそ20隻が3日夕方に次々と戻り、漁協の関係者が水揚げの作業に追われていました。
船からはノドグロのほか、タイや甘エビ、ハタハタなど、獲れたての海の幸が入ったケースが次々におろされ、市場に運ばれていきました。
石川県漁業協同組合販売課の桶谷昌弘さんは「無事水揚げを迎えられました。初日にしてはいい手応えだと思います。底引き網でとれた魚は、焼いたり煮たりして楽しんでほしいです」と話していました。
水揚げされた魚介類は、このあと競りにかけられ、4日午前中には県内の鮮魚店やスーパーに並ぶということです。