「防災の日」前に災害に備え防災について学ぶイベント

9月1日の「防災の日」を前に、地震や大雨などの災害に備えて防災について学ぶイベントが、金沢市で開かれています。

県が、金沢市にある県地場産業振興センターで開いたイベントでは、6つの団体がブースを設け、防災グッズや災害に関するパネルを展示しています。
このうち、北陸大学のブースでは、病気で食事制限がある人に避難所で食べてもらうために、学生が津幡町の食品加工会社と共同で開発した成分を調整したデザートが紹介されていました。
また、NHK金沢放送局のブースでは、VR=仮想現実の技術を使って、南海トラフで巨大地震が起きた場合に室内が揺れる様子を体感できるコーナーが設けられました。
VRを体験した40代の女性は「VRの中でものがたくさん倒れてきて怖かったです。寝る場所の近くに家具を置かないなど災害対策を家族で話し合いたいです」と話していました。
石川県危機対策課の南良一課長は「イベントをきっかけに改めて防災のためにやるべきことを考え、日頃の備えにつなげてほしい」と話していました。