音楽テーマに県立音楽堂の活用策など知事と県民が意見交換

石川県の馳知事が参加して県民との意見交換会が開かれ、今回は、音楽をテーマに県立音楽堂の活用策などについて話し合いました。

今回の意見交換会は、県立音楽堂や、「オーケストラ・アンサンブル金沢」の魅力向上をテーマに行われ、会社員や学校の教員、それに声楽家など県民19人が参加しました。
はじめに、馳知事が県立音楽堂で開かれるコンサートやイベントが、なかなか満席にならない現状について触れ、今後の広報やイベントなどについて具体的なアイディアを求めました。
参加した人からは、楽団の団員が出演する音楽番組を制作し、テレビやネットで公開することや、観光客向けにホテルでもイベントの情報を掲示するといった、広報活動の強化を求める意見が出されました。
また、県立音楽堂の一部のスペースを、県民の憩いの場として開放してほしいとか、楽団の団員が小中学校を訪問するなどして、より多くの県民に音楽に親しんでもらう機会をつくるべきだといった意見も出されました。
参加した金沢市の60代の女性は「知事と近い距離で自分の意見を話すことができる貴重な場でした。今後もこうした場が設けられ、特に若い世代が参加してくれればよいと思います」と話していました。