北陸鉄道路線バスにクレジットカードのタッチ決済システム導入

北陸鉄道の県内の路線バスに、クレジットカードのタッチ決済で運賃を支払う新たなシステムが、来年3月に導入されることになりました。

北陸鉄道では、金沢市内の観光地を巡回する一部のバス路線を除き、運賃の支払いは現金か独自のICカードの「ICa」のみとなっていて、利用客からは使いづらさを訴える声があがっていました。
こうした声などを受け、北陸鉄道は、来年3月の北陸新幹線の県内全線開通に合わせ、クレジットカードによる、タッチ決済に対応した機械を導入することにしました。
来年3月に導入されるのは、小松駅や加賀温泉駅を発着する便や、金沢市を中心とした路線などで、再来年度までに、北陸鉄道が運行する全ての路線バスや鉄道に導入される予定だということです。
新たなサービスの導入により、「Visa」や「JCB」などのタッチ決済機能がついたクレジットカードが利用出来るようになる一方、「Suica」など、いわゆる交通系ICカードの導入は計画していないということです。
北陸鉄道によりますと、導入費用には7億5千万円程度が見込まれるということですが、「クレジットカードのタッチ決済は、世界中で普及が進んでいて、外国人など多くの観光客に利用してほしい」と話しています。