新型コロナ患者数増加傾向 馳知事”感染対策の徹底を”

石川県の馳知事は、10日の会見で、新型コロナウイルスの患者数が増加傾向になっていることを踏まえ、お盆休みを前に、感染対策を徹底するよう呼びかけました。

石川県によりますと、7月31日から今月6日までの1週間に、県が指定する48の医療機関から報告があった新型コロナの患者数は、1157人でした。
去年の同じ時期と比べると半分程度ですが、第8波に入った去年の秋と同じ水準で、7月から増加傾向になっています。
これについて馳知事は、10日の会見で「感染症法上の位置づけが5類に変わっても、高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクのある人もいる」と述べ、人と会う機会が増えるお盆休みを前に、換気や手洗いなど、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけました。
また、去年の夏には県内でも救急患者の搬送が困難になるケースが相次いだことから、「必要な人が救急医療を利用できるように、軽症の場合はかかりつけ医などに相談してほしい」と呼びかけました。