看護大学で1日限定「子ども食堂」地元の児童が参加 かほく市

夏休みの思い出を作ってもらおうと、かほく市の大学では1日限定の「こども食堂」が開かれ、学生と地元の小学生が食事をしながら交流を深めました。

これは、かほく市にある県立看護大学の学生のサークルが初めて企画した催しで、地元の高松小学校の児童45人が参加しました。
はじめに、学生代表の石川圭菜さんが「きょうは夏休みの思い出を一緒に作りましょう」と呼びかけ、1日限定の「こども食堂」の準備を始めました。
この企画は、市内で高松地区だけ「こども食堂」が開かれていないことから、学生が考えたということで、9日は隣の七塚地区の子ども食堂のスタッフも参加しました。
食事は無料で、子どもたちは、豚肉のどんぶりやトマトのスープなど3品をおいしそうに味わっていました。
食事が終わると、夏休みの宿題に取り組む時間が設けられ、子どもたちは分からないところを学生に教えてもらっていました。
宿題を終えた子どもたちは、体育館に移動して、鬼ごっこやバドミントンなどをして、体を動かしながら交流を深めていました。
小学5年生の男の子は「昼ごはんがおいしくて、宿題も分かりやすく教えてもらえてうれしかったです。自宅より集中できました」と話していました。
また、小学3年生の女の子は「鬼ごっこはお姉さんが足が速くて捕まえられなったけど楽しかったです」と話していました。
学生の代表の石川圭菜さんは「大きなイベントに、たくさんの子どもたちが来てくれてうれしかったです。私たちにも学びの多い時間になりました」と話していました。