金沢出身の仏教哲学者 鈴木大拙の企画展

金沢市出身の仏教哲学者、鈴木大拙の幅広い交友関係やその影響が反映された作品などを紹介する企画展が始まりました。

禅の文化を海外に伝えた仏教哲学者、鈴木大拙は、職業や地位に関わりなくさまざまな分野の人と交流し、日本と欧米を行き来しながら多くの業績を残しました。
金沢市の鈴木大拙館で27日から始まった企画展では、その生涯を特色づける交友関係の幅広さとともに、その影響が反映された作品や資料25点が展示されています。
このうち、大拙と交流があった棟方志功から贈られた版画、『莞爾妙尊』は大拙のイメージが投影されたにっこりと笑う朗らかな人の姿が描かれた作品です。
また、戦時下の1940年に生き方に迷う大学生に宛てた書簡では、自分は仕事に人生を捧げていると伝えた上で、みずからが尊敬する人物の著作などを勧めています。
「鈴木大拙館」の猪谷聡学芸員は「大拙の豊かな交友や意外な人との交流を知って、大拙をさらに身近に感じてほしい」と話していました。
この企画展は、9月10日まで開かれています。