能登空港で開港20周年イベント 

能登地方の交通の拠点として整備された能登空港は開港から20周年を迎え、8日、記念の式典やイベントが開かれました。

石川県が奥能登地域に整備した能登空港は平成15年7月7日に開港し、ことしで20周年を迎えました。
8日、空港の敷地にある体育館で記念の式典が開かれ、県や地元の自治体の関係者や住民の代表など、約350人が出席しました。
式典では馳浩知事が「5月に起きた地震からの復興では能登空港が鍵を握る。地元の人たちと協力して利用者の増加に努めたい」とあいさつしました。
空港のターミナルビルや駐車場ではさまざまなイベントが開かれ、パイロットやキャビンアテンダントの制服姿で記念写真を撮れるコーナーでは、子どもたちが笑顔でポーズを決めていました。
能登空港は新型コロナの影響で利用者数が低迷していて、どのように回復させるかが大きな課題となっています。
地元の36歳の男性は、「宿泊施設で働いているので、能登空港がなくなると困ります。今後も空港が維持されることを願っています」と話していました。
開港20周年の記念イベントは、9日も開かれます。