国の史跡に指定「石動山」で登山者の安全願う開山祭 中能登町

国の史跡に指定されている中能登町の石動山で、登山者の安全を願う開山祭が行われました。

中能登町と富山県氷見市の境にある石動山は、標高564メートルで、山岳信仰が盛んだった山として知られ、昭和53年に国の史跡に指定されています。
約1300年前に石動山を開山した泰澄大師の命日とされる7日、山頂付近にある「伊須流岐比古神社」で、開山祭が行われました。
開山祭には、地元の住民や観光協会、それに富山県の関係者など、100人あまりが集まり、宮司が夏山シーズンの安全を祈願しました。
石動山には、例年約1万人が訪れるということで、内灘町の女性は「空気の澄んだいいところで、清らかな気持ちになりました」と話していました。
「石動山を護る会」の山本一信会長は「これから石動山ユリや初夏の香りの漂う季節になるので、自然を楽しみに訪れてほしいです」と話していました。