県が県営住宅に入居の大学生を募集 

石川県は、県営住宅に暮らす住民の高齢化に対応するため、自治会の活動に参加することを条件に大学生の入居枠を新たに設け、希望者を募集しています。

県が大学生の入居枠を設けたのは、金沢市にある県営の平和町団地で、3DKの2戸について募集を行っています。
対象は、県内の大学に在籍する大学生や大学院生で、3人までの「ルームシェア」も可能で、夏祭りや草むしりといった自治会の活動に参加することが条件です。
家賃はいずれも月額2万4600円になります。
平和町団地では住民の高齢化が進み、自治会の活動を維持することが年々、難しくなっていて、県としては、学生に安い住まいを提供しながら若い世代の力を借りて高齢者の生活を支えるのがねらいです。
県はモデル事業と位置づけ、平和町団地で暮らす学生の意見も参考に、ほかの県営住宅にも同様の入居枠を広げていく方針です。
募集期間は8月4日までで、希望者を対象にした内見会が7月22日に行われます。