食中毒が発生しやすい夏場迎え県が食品衛生管理の検査

食中毒が発生しやすい夏場を迎え、石川県は、食品の衛生管理が適切に行われているか確認する飲食店などを対象にした検査を3日から始めました。

県は、食品が傷みやすくなる毎年この時期に、県内全域で衛生管理の検査を行っていて、初日の3日は、珠洲市の「道の駅すずなり」を県の食品衛生監視員など4人が訪れました。
白衣姿の監視員は、売店で販売しているソフトクリームを作る機械のボタンやクリームが出る部品の周りを綿棒で拭い、汚れていないか検査装置を使って確認していました。
続いて、冷蔵や冷凍が必要な魚の干物などが適切な温度で陳列されているか点検し、検査の結果、問題はなかったということです。
道の駅では、5月の震度6強の地震から2か月近くが経過するなか、夏の観光シーズンはしっかりと食中毒対策を行い多くの観光客を迎えたいとしています。
「道の駅すずなり」の成田未来店長は「訪れた人たちに安心して商品を食べてもらえるよう、スタッフの手洗いや消毒を徹底します」と話していました。
県薬事衛生課の西森健課長補佐は「夏のレジャーでは、テイクアウトした食べ物を早めに食べたり、バーベキューで食品の保管に気をつけたりしてください」と話していました。
県は、7月中に飲食店や宿泊施設、それにスーパーなど、約900か所で検査や指導を行う予定です。