新型コロナ5類移行から1か月余 合唱にも以前の姿戻る

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行してから1か月あまりがたちましたが、合唱にも以前の姿が戻ってきています。

白山市の文化会館で開かれた11日のコンサート。
金沢市で活動する3つの合唱団が合同で開催しました。
参加している合唱団にとって新型コロナが5類に移行してから初めてとなる本格的なコンサートです。
大学生から80代の高齢者まで30人が参加している金沢カペラ合唱団。
新型コロナの拡大後、練習中もマスクを原則着用していましたが、5類への移行を受けて本人の判断に任されることになりました。
長い間コンサートを開けず壁に向かって歌うなどの感染対策も余儀なくされる中、合唱団を離れていったメンバーもいたということです。
苦しい時期を乗り越えて迎えたコンサート。
ブラームスの四重唱曲を披露しました。
コンサートを聴いた観客は「やっと本当の合唱が聴けた気がします。笑顔で一生懸命歌っているのが分かりました」と話していました。
金沢カペラ合唱団の紺谷健二団長は「歌いたくても歌えない苦しい期間が続きましたが、やっと心から楽しんで歌える日が来たと感じます」と話していました。