白山で見られる高山植物を紹介する講演会

夏の登山シーズンを前に、白山で見られる高山植物を紹介する講演会が開かれました。

金沢市の県立図書館で開かれた講演会には約100人が訪れ、白山の登山コースで見られる高山植物について学びました。
このうち「ベニハナイチヤクソウ」は白山のふもとに自生し、初夏に小さくかわいらしい花を咲かせます。
また「タマガワホトトギス」は白山の中腹あたりで見られ、花の柄がホトトギスの胸の斑点に似ていることからその名が付けられたということです。
このほか夏のシーズンに見られるさまざまな高山植物が写真で紹介され、訪れた人たちは、興味深そうに眺めながらじっくりと説明を聞いていました。
一方、10日の講演では山岳ガイドが登山の注意点についてもアドバイスし、訪れた人たちは、必ずトレッキングシューズを履くことや熱中症には十分気をつけることなどを学んでいました。
講演会を企画した石川県自然解説員研究会の宮下由美子事務局長は「みなさんに白山の自然のすばらしさを知ってほしいのでいろいろな植物を紹介しました。最近は「らんまん」の影響もあって花などに興味を持たれている方も多いと思うのでぜひ登山に挑戦してほしいです」と話していました。