29日夜遅くにかけて大雨による土砂災害に警戒を

前線の影響で29日の県内は、加賀地方を中心に大雨になっているところがあり、気象台は、白山市に大雨警報を出して夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

県内は、28日夜から雨が断続的に降っていて、白山市河内では午前7時半ごろまでの1時間に12ミリのやや強い雨を観測するなど、雨の強まったところもありました。
また、午後5時までの24時間に降った雨の量は、白山市河内で100.5ミリと100ミリを超えたほか、宝達志水町で63.5ミリ、金沢市で63ミリ、珠洲市で43.5ミリなどとなっています。
白山市では、大雨になっていることから、気象台は大雨警報を出して29日夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
気象台によりますと、前線は北陸地方を南下しているものの、県内は29日夜までは1時間に20ミリの強い雨の降るところがある見通しだということです。
30日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、加賀地方で30ミリ、能登地方で10ミリの見通しですが、予想よりも雨雲が発達した場合は、能登地方でも警報級の大雨になるおそれがあります。
気象台は、30日明け方にかけて、県内全域で土砂災害に注意するよう呼びかけています。