白山手取川ジオパーク 世界ジオパーク認定24日夜正式決定へ

ユネスコの「世界ジオパーク」の認定を目指している白山市の「白山手取川ジオパーク」について、ユネスコの委員会が24日、認定するかどうかの最終判断を示すことになっています。
国内10番目の世界ジオパーク認定が、24日夜にも正式に決まる見通しです。

「世界ジオパーク」は、地球の成り立ちを知る上で貴重な地形や地質がある地域を、ユネスコが認定するもので、国内では、新潟県の糸魚川地域や静岡県の伊豆半島など、9つの地域が認定されています。
白山市は、市内全域を「白山手取川ジオパーク」と位置づけ、2億数千万年前からの地層の変化を確認でき、急流が形成した多彩な地形が学術的にも貴重だとして、「世界ジオパーク」に認定するよう申請しています。
専門家による現地審査などを経て、ユネスコの評議会が、去年12月、白山手取川ジオパークを世界ジオパークに認定するよう勧告していて、これを受けて現在、フランス・パリで開かれているユネスコの執行委員会が、最終判断を示すことになっています。
世界ジオパークがユネスコの正式な事業となって以降、評議会が勧告した中で承認されなかったはケースは1度もなく、国内10番目の認定が24日夜にも、正式に決まる見通しです。