G7教育相会合閉幕 各国閣僚が金沢大学で学生と交流
5月12日から富山市と金沢市で行われていたG7=主要7か国の教育大臣会合は、14日の討議で成果文書を採択したのに続き、15日、各国の閣僚らが金沢大学の視察などを行って4日間の日程を終えました。
5月12日に富山市で始まったG7教育大臣会合は、14日、金沢市で行った討議で議論の成果をまとめた共同宣言を「富山・金沢宣言」として採択しました。
宣言では、コロナ禍やウクライナ情勢を踏まえ、自由や平和の礎としての教育の普遍的な価値を支持し、すべての人が質の高い教育を受けられるよう取り組むとしています。
最終日の15日は、各国の閣僚や駐日大使などが金沢大学を訪れ、学生たちと交流しました。
学生たちが数人ごとのグループに分かれ、教育の未来をテーマに、「多様性」「包括性」といったキーワードを盛り込んだプレゼンテーションを行ったのに対し、各国の閣僚らがそれぞれの国の取り組みを説明するなど、学生たちにアドバイスを行ったということです。
日本の学生が「日本からの海外留学の機会をもっと増やしたい」という意見を述べたのに対し、EUの教育担当の局長は、「EUでは、加盟国どうし、留学をしやすい制度があり、同じような枠組みを広げる方法を考えたい」と答えたということです。
G7教育大臣会合は、15日で4日間の日程を終え、閉幕しました。