「チャットGPT」向き合い方を学ぶ授業 加賀の中学校で 

対話式AI、「チャットGPT」との正しい向き合い方について学ぶ授業が、12日、加賀市の中学校で行われました。

「チャットGPT」は、質問を入力すると、まるで人間が書いたかのような自然な文章の回答が得られ、日本でも急速に利用が広がっていますが、読書感想文やレポートなども簡単に作成できてしまうため、文部科学省が学校現場での取り扱いをどうするか検討を始めるなど、議論が活発になっています。
12日は、「チャットGPT」との正しい向き合い方を学ぶ授業が加賀市の橋立中学校で開かれました。
はじめに生徒たちは、「チャットGPT」の仕組みを聞いた後、回答は必ず正しいとは限らないため使う人間が正しいかどうか確認する必要があると説明を受けていました。
このあと生徒たちは実習を行い、「活気が出る、8文字以内の体育祭のスローガンを作成して」と打ち込むと「運動・友情・感動!」などがすぐに表示され、生徒たちは驚いた様子で興味を示していました。
中学2年生の男子生徒は「初めて触れましたが、すぐにさまざまな情報が出てきてすごいと思った。情報が正しいか確認しながら『テストで点数を上げる方法』など調べたい」と話していました。
今回の講師で、全国の学校でプログラミング教育を推進しているNPO法人、「みんなのコード」の千石一朗さんは、「誤った情報が出てくることがあるということを理解したうえで、使い方をしっかり学習して自分たちの生活の中で使ってみて生かして欲しい」と話していました。