珠洲市では住宅の「り災証明書」申請の受け付け始まる

住宅に被害を受けた際、復旧に向けて必要になるのが「り災証明書」です。珠洲市では申請の受け付けが始まりました。

震度6強の地震で大きな被害を受けた珠洲市では、公的な支援を受ける際に必要な「り災証明書」を申請しようと大型連休明けの8日、住民たちが市役所の窓口を訪れました。
「り災証明書」は、災害で住宅に被害を受けた人が公的な支援や保険金の申請などに必要となる重要な書類です。
市役所の1階に設けられた専用窓口には次々と住民が訪れ、被災した住宅の写真をもとに、職員と相談しながら申請書を記入するなどして手続きを行っていました。
珠洲市役所の「り災証明書」の申請窓口は平日、午前8時半から午後6時半まで開かれています。
珠洲市では現在、「り災証明書」の申請を市役所の専用窓口のみで受け付けていますが、今後、オンラインでも申請できるよう準備を進めています。
り災証明書の相談に訪れた吉野貴乃さん(77)の2階建ての住宅は、今回の地震で、柱が曲がったり壁が崩れ落ちたりする被害が出ました。「応急危険度判定」では、最も危険度が高い「危険」と判定されています。
吉野さんは「一番つらいことは、自分の家に暮らすことができないということです。家を建て替えたいですが、お金がいくらかかるのか分からず、余震が続き片付けもできないので不安です」と話していました。
(すべての学校で通常通り授業)。
珠洲市では学校もガラスが割れるなどの被害が出ましたが、連休明けの8日、すべての学校で通常通り授業が行われています。
このうち、飯田高校では8日朝、生徒たちが次々と登校しました。
生徒たちは校舎の掃除に取りかかり、当時、部活の試合中で体育館に出したままになっていたいすを片づけたり、倒れたトロフィーを廊下の棚に並べ直したりしていました。
(避難指示は8日午後5時過ぎに解除)。
珠洲市では雨が続いて土砂災害の恐れがあるとして市内の土砂災害警戒区域にある9つの地区のあわせて740世帯1630人を対象に、避難指示を出していましたが、午後5時すぎに解除しました。
現在、避難している人はいませんが、今後、自主避難を希望する人のため、市内3か所に引き続き避難所を設けておくということです。