金沢大学が本格稼働 バイオマス研究の拠点施設

脱炭素社会の実現に向けて金沢大学は、木材資源などを有効活用することで新たな素材の開発などを目指す「バイオマス」研究の拠点となる施設を4月から本格稼働させました。

金沢大学の角間キャンパスに新たに整備されたのは、「バイオマス・グリーンイノベーションセンター」です。
大阪の化学メーカー「ダイセル」から30億円の資金提供を受けて整備された7階建ての施設は、4月から本格稼働していて、18日は記念の式典が開かれました。
こちらの施設では木材を効率的に溶かす技術や、溶かした木材を新たな素材に変える技術など「バイオマス」研究の最先端の拠点となることを目指すとしています。
2階まで吹き抜けになった実験室には、高さ5メートルを超える高機能の蒸留装置が設置されているほか、短時間でバイオマス材料の化学構造を解析できる機器なども設けられています。
この施設では今後、さまざまな分野の企業や研究機関が交流を深めながら、研究の発展を促すことにしています。
金沢大学の和田隆志学長は「産学官での連携を深めて、この施設からさまざまな知の交流、知の化学反応を起こすことを期待しています」と話していました。