IRいしかわ鉄道に並行在来線の鉄道事業認可
来年春に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸にともないJR西日本から、並行在来線の運行を引き継ぐことになっている第3セクターの「IRいしかわ鉄道」が、国土交通省から区間の鉄道事業の許可を受けました。
来年春に予定されている北陸新幹線の敦賀までの延伸では新幹線と並行して走るJR北陸本線の金沢駅から大聖寺駅まで46キロの区間の経営がJR西日本から分離され、石川県の第3セクター「IRいしかわ鉄道」が引き継ぐことになっています。
IRいしかわ鉄道が、1月、国土交通省に認可を求める申請書を提出していましたが、28日、国土交通省がIRいしかわ鉄道に対し、鉄道事業の認可状を交付したということです。
北陸新幹線の並行在来線をめぐっては、当面、赤字が続くとして県や沿線自治体が、区間の運賃を引き上げる方針を決めています。
今回、国土交通省からの許可が出たことを受けて、IRいしかわ鉄道は具体的な運賃などの検討に入り、来年春の北陸新幹線の敦賀延伸と同じタイミングでの開業を目指して準備を進めることにしています。