シニア世代と中小企業をつなぐ合同説明会

経済がコロナ禍からの回復に向かう中、中小企業の人手不足が課題になっていて、働く意欲のあるシニア世代とのマッチングを図る企業の合同説明会が金沢市で開かれました。

金沢市が主催した合同説明会の会場には、介護やタクシー、警備業など市内に事業者がある中小企業10社がブースを設け、職を求める50代から70代のおよそ30人が面談に参加しました。
ハローワークによりますと、一度、定年退職してからも働く意欲を持ち続ける人が増える中、去年12月の時点で市内で職を求める人の31.8パーセントが55歳以上となっていて、人手不足の企業とシニア世代とのマッチングをどう図るかが課題になっています。
参加した人たちは、企業側の担当者から業務の内容について説明を受けたり、希望する条件で働くことができるか、熱心に質問したりしていました。
金沢市労働政策課の村田英彦課長は「コロナ禍から経済が回復する中で中小企業にとっては人手不足が課題です。経験値の高いシニア世代の力を生かしてもらえるようにサポートしていきたい」と話していました。