0歳から2歳の保育料 来年度から無料化 穴水町

穴水町は子育て世代の支援として来年度から、保育所などに通う子どものうち、国からの補助の対象にならない0歳から2歳児の利用料を負担する方針を決めました。

保育所などに通う3歳以上の子どもの利用料は、国が全額を負担していますが、穴水町では0歳から2歳児の子どものを持つ世帯では、収入をもとに1か月におよそ1万6000円から4万円あまりの利用料を負担していました。
このため子育て世代の支援として、穴水町は、来年度の4月から、0歳から2歳児についても町が独自に補助し、すべての年齢の子どもを対象に無料にする方針を決めました。
また、七尾市など町外の保育所などに通う子どもも対象に含めることにしています。
今のところ対象となる子どもは30人あまりで、町では新たに補助するのに必要な費用として980万円を新年度の当初予算案に盛り込んでいます。
町によりますと保育所などの利用料の無料化を打ち出したのは県内の自治体では穴水町が初めてだということです。
吉村光輝町長は「深刻な過疎化への対策として、子育て世帯に移住してもらうきっかけになる取り組みだと思う。今後も子育て支援に力を入れていく」と話していました。