小学生が聴覚障害のある人とのコミュニケーション学ぶ 七尾市
七尾市の小学校で、聴覚障害のある人とコミュニケーションを取るポイントなどを学ぶ特別授業が行われました。
授業は七尾市の和倉小学校で行われ、地元のろうあ協会の顧問の松井隆夫さんが講師を務めました。
松井さんは、手話通訳を通じて5年生の16人に語りかけ、駅で放送が聞こえず案内がわからなかったことがあるなど、日常生活で困ったケースを紹介しました。
また、聴覚障害のある人に声をかけるときには、目を合わせたうえで、口の動きがわかるようにゆっくりと話してほしいと、コミュニケーションのポイントを伝えていました。
そして、「おはようございます」や「ありがとうございます」など簡単な手話を教え、さっそく使ってみてほしいと呼びかけると、子どもたちは、友だちと手話での会話に挑戦していました。
授業に参加した児童は「手話を初めて学びました。言葉と同じで覚えてしまえば簡単そうなので練習したいです」と話していました。