山中温泉「総湯」燃料価格高騰で4月から月2回定休日 加賀市
加賀市にある山中温泉の総湯は、燃料価格の高騰を受けて、ことし4月から、月2回の定休日が設けられることになりました。
山中温泉の総湯「菊の湯」は、地元の人だけでなく、観光客にも人気の共同浴場です。
現在は毎日、営業していますが、ことし4月からは、毎月2回の定休日が設けられることになりました。
定休日は、「菊の湯第一」が2週目と4週目の水曜日、「菊の湯第二」が2週目と4週目の木曜日です。
また、営業の終了時間が30分早まって午後10時となるほか、地元住民が定期利用券を購入する際に適用される、2000円の助成金が廃止されるということです。
一連の変更は、新型コロナの影響による観光客の減少で、利用料の収入が落ち込んだことや、電気や燃料の価格が高騰していることが要因です。
このうち燃料のコストは、コロナ禍前に比べて、4割近く上がっているということです。
加賀市の担当者は「状況がかなり厳しくなっているので、今後も運営を続けるための苦渋の決断だ。利用者には不便をかけるが理解してほしい」と話していました。