障害者雇用で企業への見学会開催へ
障害がある人の雇用の促進につなげようと、労働局は2月、障害者雇用に積極的な企業の取り組みを学ぶ見学会を開きます。
従業員に占める障害者の割合「法定雇用率」は、2.3%と定められていますが、石川労働局によりますと、県内でこれを達成している企業は全体の54.4%で、1人も雇用していない企業も26%に上ります。
こうしたことから労働局は、障害がある人の雇用の促進につなげようと、2月、雇用に積極的な企業の取り組みを学ぶ見学会を開きます。
見学してもらうのは、今年度、障害者雇用の優良事業所として表彰された白山市にある印刷会社で、対象は県内企業の事業主や人事担当者などです。
障害がある人が働いている現場を見学できるほか、担当者から雇用に向けてどのような準備が必要だったかなどの話も聞くことができます。
労働局によりますと、雇用が進まない多くの企業から、任せられる仕事がないとか、雇用に向けて何をしたらいいかわからないなどの声が聞かれるということで、労働局は「見学を通して障害のある人を雇用するイメージをつかんでほしい」と話しています。
見学会の定員は10人で、県や労働局のホームページにある参加申込書で2月13日まで応募することができます。