あしなが育英会の奨学金で学んだ大学生が卒業を前に募金活動

あしなが育英会の奨学金で学んだ大学生が卒業を前に街頭で募金活動を行い、子どもたちへの支援を呼びかけました。

活動を行ったのは金沢大学4年生の芝慎太郎さんです。
芝さんは親を亡くしたり経済的に苦しい立場に置かれたりしている子どもを支援するあしなが育英会の奨学金で学び、この春に大学を卒業します。
奨学金を受ける仲間たちと金沢駅前の街頭に立った芝さんは「進学を迷っていた時期もありましたが、奨学金のおかげでいい学生生活を過ごせました」などとみずからの経験を語りました。
そして、同じような境遇の子どもたちへの支援を呼びかけると、通りかかった人たちが募金箱にお金を入れていきました。
あしなが育英会によりますと、新型コロナの感染拡大でしばらく街頭での活動は取りやめていましたが、去年、再開したということです。
芝さんは「たくさんの人の支えのおかげで卒業できます。物価高など大変ななか、募金をしてくれた人に感謝しています」と話していました。
また、あしなが育英会の八木橋美郁さんは「子どもたちの夢を実現させてあげるためにも、ぜひ募金に協力してほしい」と話していました。