去年石川県警ストーカー事件28件検挙 GPS悪用も

去年、石川県警察本部が検挙したストーカー事件は、法改正であらたに規制の対象となったGPSを悪用したケースを含む28件で、おととしを6件上回りました。
県警察本部は、早い段階で対処することで事態がエスカレートするのを防ぎたい考えで、心配なことがある場合は、迷わず相談して欲しいと呼びかけています。

県警察本部によりますと、石川県内で去年、ストーカー規制法違反や、住居侵入などの疑いで検挙されたストーカー事件は28件で、おととしを6件上回りました。
ストーカー行為の取り締まりをめぐっては、おととし8月、改正ストーカー規制法が施行され、GPS機器やGPS機能のついたスマートフォンのアプリを悪用して、相手の位置情報を無断で把握することなどが規制の対象となりましたが、去年、県内で摘発された28件の中には、こうしたケースも複数、含まれているということです。
また、つきまといなどの行為に対して、被害者に近づかないよう命じ、命令に従わない場合は刑事罰を科す「禁止命令」を出したケースが、22件ありました。
ストーカー行為が殺人などの凶悪事件に発展してしまうケースが起きる中、警察は早い段階で対処することで、事態がエスカレートするのを防ぎたい考えで、心配なことがある場合は迷わず相談して欲しいと呼びかけています。