寒ブリの水揚げ 昨シーズンの5倍以上

日本海の冬の味覚、寒ブリの今シーズンの石川県内での水揚げは、12月半ばまでに146トンと、昨シーズンの同じ時期と比べ、5倍以上となる好調が続いています。

県内の定置網による寒ブリ漁は、11月に今シーズンの漁が始まって以降、好調が続いています。
県水産総合センターによりますと11月から12月15日までの寒ブリの水揚げ量は、146トンで、昨シーズンの27トンの5.4倍になりました。
県水産総合センターは、当初、「ガンド」と呼ばれる小型のブリの、過去の水揚げ量や、海水温の状況から、3月末までのシーズン中の寒ブリの水揚げ量を207トン、過去10年の平均の半分以下になると予測していました。
しかし、その後、富山湾の海水温が上昇し、ブリの回遊に適した状況になったとみられ、12月15日までの水揚げは、平年を上回るペースになっているということです。
年末から年明け以降も、1日数百匹単位で寒ブリが水揚げされる漁港もあって、豊漁が続いています。