“みんなちがってあたりまえ”テーマに能美市でイベント

12月の障害者週間にあわせて、障害のある人の社会参加や障害について理解を深める催しが10日に石川県能美市で開かれました。

この催しは「みんなちがってあたりまえ」をテーマに能美市が企画し、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭を併せた来年秋のいしかわ百万石文化祭のプレイベントにもなっています。
会場の能美市の根上総合文化会館では、市内の8か所の福祉事業所で障害のある人が作った野菜やクッキー、生活雑貨などが販売されました。
また、ステージでは、障害のあるなしに関わらず大人から子どもまで約40人が参加してダンスが披露され、誰もができるように細かい振りを決めずに自由に演じていました。
そして、最後に手話を覚えてくれる人が増えることを願って全員で手話を取り入れたダンスを行いました。
能美市では新型コロナウイルスの影響で催しの規模をこれまで縮小してきましたが、ことしは3年ぶりに規模を拡大しての開催となりました。
知的障害がある30代の娘とダンスに参加した母親は「久しぶりに大勢でダンスを楽しめる場所を提供してもらいありがたいです」と話していました。