北國銀行がネットバンキング利用者29万人にメール誤送信

北國銀行のネットバンキングの利用者のもとに、5日午前中から、「振り込みができなかった」という文面のメールが相次いで届くトラブルがありました。
メールは本来、ネットバンキングの利用者1人に送られるはずだったものが、29万人すべての利用者に誤って送信されたもので、北國銀行は人為的なミスが原因だったと説明しています。

北國銀行によりますと、5日午前11時すぎ、銀行のネットバンキングの利用者から「振り込み不能のお知らせという身に覚えのないメールが届いている」という問い合わせが、相次いで寄せられました。
このメールは、もともと特定の利用者1人に送られるはずのものでしたが、自動で送信するシステムを止めることができず、午後1時ごろにかけて、ネットバンキングのすべての利用者、およそ29万人に誤って送られてしまったということです。
北國銀行によりますと、人為的なミスが原因でメールが誤送信されたあと、アクセスが集中し、一時、ネットバンキングのアプリが使用しづらい状況になったということです。
誤送信されたメールに、個人情報は含まれていなかったということです。
北國銀行は「お客さまに大変ご心配とご迷惑をおかけし、申し訳ございません。今回のようなミスが起きないよう、オペレーションを見直し、再発防止につとめます」としています。