小松空港国際線再開など見すえ外国人観光客誘致へ取り組み強化

石川県は、小松空港の国際線の再開などを見すえて、外国人観光客の誘致に向けた取り組みを強化することになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、おととしから運休している小松空港の国際線は、来年春に、まず台北便が再開する見通しとなっています。
これを受けて石川県は、ウェブ広告などを通じて、運航再開をPRするとともに、この路線で来日する人たち向けの、旅行商品づくりを支援するとしています。
また、県が整備した「金沢港クルーズターミナル」は、おととしのオープン以降、国際クルーズ船の寄港は一度もありませんでしたが、今後は利用の増加が期待されています。
県は、世界中の船会社が集まる「海外クルーズ見本市」などで、受け入れ体制や観光の魅力をアピールして誘致を進めていくことにしています。
このほか、コロナ禍前には特に多かった、香港やアメリカからの観光客を呼び戻そうと、現地のメディアや旅行会社の担当者を招いたツアーなども、行っていく方針です。
馳知事は先日の記者会見で、一連の取り組みについて「観光立県・石川の復活に向けてこの機を逃さず、早くコロナ禍前の水準に戻していきたい」と述べました。