静岡県の園児死亡事件受け保育施設の通園バスを県が緊急点検
静岡県の認定こども園で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され死亡した事件を受けて、石川県は400か所を超える県内すべての保育施設の通園バスの安全管理などを把握する緊急点検を進めていて、結果を9月27日までに国に報告することにしています。
9月5日、静岡県牧之原市の認定こども園で3歳の女の子が5時間にわたって通園バスの車内に取り残され亡くなりました。
事件を受けて国は全国一斉に通園バスの安全管理を把握する緊急点検を実施することを決定し、石川県では幼稚園や認可外を含む保育所など全453施設を対象に点検が進められています。
子どもがバスを乗り降りする際、人数や名前を確認しているか、車内の見回りを行っているか、ラッピングなどで外から車内が見えにくくなっているバスがないかなど60項目以上を調べています。
また、事件の再発防止に向けて有効で具体的なアイデアや対策についても尋ねています。
県は、各自治体を通じて集めた調査結果を9月27日までに国に提出することにしていて、国はそれらの結果をもとに10月中に再発防止策をまとめる方針です。