かほく市出身 反戦の川柳作家 鶴彬の功績しのぶ

かほく市出身の川柳作家で、反戦を訴える作品を残して29歳の若さで獄死した、鶴彬の功績をしのぶ催しが開かれました。

明治42年に現在のかほく市で生まれた鶴彬は、昭和初期の軍国主義のもとでも沈黙を拒否し、「手と足をもいだ丸太にしてかえし」など、反戦を訴える句を数多く発表し、治安維持法に違反したとして摘発された末に、29歳の若さで獄死しました。
かほく市では、毎年、命日にあわせてその功績をしのぶ催しが開かれていて、ことしも関係者約20人が集まりました。
このなかで鶴のおいの喜多義教さんは「ロシアのウクライナ侵攻や安倍元総理の銃撃など国内外でさまざまな事件が起きるなか、鶴をしのび、平和の大切さを訴えていきたい」とあいさつしました。
続いて平和への思いを受け継ごうと、全国から寄せられた川柳が読み上げられ、「引き金の指をあなたの子が見てる」などの句が紹介されました。
主催する団体によりますと、今回は、ロシアによるウクライナ侵攻に関わるものが多かったということです。
かほく市川柳協会の小山広助会長は「戦争や平和について真剣に考える声が多く届けられた。鶴の心や生き方を多くの人に知ってほしい」と話していました。