北陸鉄道が内灘町の車庫でファン向けに懐かしの電車の撮影会

石川県内灘町にある北陸鉄道の車庫で、懐かしの姿に色を変えた電車を撮影してもらおうという鉄道ファン向けのイベントが開かれました。

石川県内を走る北陸鉄道の路線は、利用客の減少で、慢性的な赤字が続き、今後、路線をどう存続させていくかが課題になっています。
11日のイベントは、鉄道の魅力にあらためて触れてもらい、利用客を呼び込もうと企画されたもので、浅野川線の内灘駅そばの車庫に2つの車両が並びました。
いずれも、東京の京王・井の頭線で運用されていた車両を北陸鉄道が譲り受け走らせてきたもので、1両は11日のため、ふだんのオレンジから、井の頭線を走っていた当時と同じ水色に戻されました。
一方、クリーム色に塗り替えられていた車両は、9月をもって引退することが決まっています。
会場には、事前に申し込んだおよそ40人の鉄道ファンが集まり、この日しか見られない特別な姿を写真におさめていました。
イベントに参加した東京の39歳の男性は「新入社員のころ、仕事で怒られて泣きながら乗ったことを思い出し、とても懐かしい気持ちです。イベントへの参加で地方の鉄道に貢献できるならうれしい」と話していました。
イベントを企画した北陸鉄道鉄道部の埴田孝嗣課長は「たくさんの人に、北陸鉄道に関心を持ってもらい、地域の足をなんとかして残していきたい」と話していました。