七尾市で「トキ」放鳥実現へシンポジウム 

石川県の能登地方への国の特別天然記念物「トキ」の放鳥実現に向けたシンポジウムが24日、七尾市で開かれました。

野生復帰の取り組みが進められているトキについて、環境省はことし、新潟県の佐渡市以外に放鳥を行う候補地の公募を実施し、石川県は能登地方の宝達志水町以北の9つの市と町を放鳥の候補地とするよう申請しています。
24日に七尾市で開かれたシンポジウムには、地元自治体や農業団体の関係者、鳥の愛好家など、およそ400人が出席しました。
この中で、基調講演を行った佐渡市の渡辺竜五市長は「トキの放鳥を繁殖につなげるためには、田んぼなどのエサ場に加え、近い場所にねぐらになる林があることも重要になる」などと、語りました。
トキが生息できる環境づくりなどをテーマにしたパネルディスカッションでは、佐渡市の農家の男性が、作物用の農薬を減らすだけで無く、あぜ道の草刈りなども除草剤を使わずに行うことが大切だという考えを述べていました。
シンポジウムに出席した石川県の馳浩知事は「減農薬などの取り組みを農協と協議し、県として負担分を補償する制度などについても考えていきたい」と話していました。